毎年恒例の 津軽びいどろ。
青森の職人技がひかる 伝統工芸です。
もともとは
漁業用の浮き玉を製造していた北洋硝子が
浮き玉のプラスチック化から
家庭用品製造に切り替えたのが 始まりだとか。
浮き玉つくりの技・宙吹きの技術と
職人が偶然混ぜてみた七里長浜 の砂が
何千度の高熱で加工される過程の化学変化によって
これまでにない 美しい模様のガラスが誕生したそうです。
ほんっとに ずっとみとれるほどの自然な色合いと
手づくりならでは、の凹凸のあるガラスの質感は
「郷愁」を誘う芸術品!
なのに!
こんなに お手頃で うれしい限り。
コチラは「夏椿」という名付けられているのもまた
大変に赴きがあります。
夏椿って沙羅の別名。
あの 祇園精舎の・・・沙羅双樹の・・・ですよ~
うたかた、とか 諸行無常など ちょっとせつない気分も
思い合わせて 西条酒など ひととき いかがです?
風鈴も いかにも 夏支度、ですよね~
この南部鉄のものは 特におすすめ!
心を動かされないではいられない あの 澄んだ音色は
金属ならでは!で
疲れた心身を とっても慰めてくれますよ~
そして コチラ ふくろう(みみづく=ふくろう とミナス!)だし!
ワタシはもともとフクロウグッズを集めていたのですが
偶然(いや必然?)道で拾って(出会って?)数日飼った経験があり
ふくろうはもはや とっても大事な存在なのです。
黒い鉄器と 愛らしいカタチとのコンビが
なんともいえません!
なんか いかにも”森のなか”みたいじゃないですか!
今さら、で読んでいる 三島由紀夫氏の短編にも
”森で鳴く梟” というのが しばしば 出てきて
三島さんも フクロウを気にして生きていたんだー!(そうか?)と
勝手に、だけど すっごく親近感。
三島さんの作品はムツカシイものが多く
(って ちょびーっとしか読んでもないのに失礼ながら)
大変独特な、ま、はっきりいってキモチワルイみたいな世界なのですが
フクロウが出てきたり、風景描写は牧歌的でさえあったりして
育ちのよい、優等生だった氏の素養が表れていてさすがなんです~
(って だから アタシなんかが失礼ながら)
とにかく
硝子とか鉄器とか こんな粋な伝統工芸で
きっと大変なこの夏を 少しでも 素敵に涼やかに♪