猫って ”お洒落”?

● 岩手・南部鉄 主善堂 文鎮 「眠り猫」 ¥1,800+税
  鉄  幅6×奥行5×高さ2cm

● 岩手・南部鉄 主善堂 文鎮 「立ち猫」 ¥1,800+税
  鉄  高さ約8cm

ものすごくシンプルなのに
なんともいえない表情が 心に焼き付きます。

1616年創業の岩手は盛岡の老舗・主善堂の
南部鉄器の、それも、猫、だから、でしょうか?

ウチの店の名前のきっかけになった
故・向田 邦子さんも大の猫好きだったそうで
飛行機事故で急逝されたあと、
それはもう次々に出された特集にも
猫との日々が紹介されていて
この文鎮によく似た猫も
遺品として登場します。

そっと持ち上げると
さすが鉄器、ズッシリとした重み。
一見、のほほんと 
いかにも好き勝手な猫の顔のようですが

そんな猫の自由さを愛しながら
人情あふれる作品を紡ぎ続け
パッといなくなった向田さんのイメージが重なり
ワタシには
ちょっとせつない表情にも見えてくるのです。

思えば、これまた敬愛する、故・伊丹十三氏も猫派。

なんかこう、おしゃれな芸術家はみな猫好き?

ワタシはどっちかというと犬派。

猫も特にキライなわけではなく
オモシロいなーと思うけど
犬の、従順で優し気なところがかわいいのですよ。
(それに、どーせ、野暮だよアタシャ)

でも、イキモノとして比べると
「なに?なんか文句あるぅ?」って感じの猫のほうが
「ご主人さま~へっへっへ」みたいな犬よりも
数段カッコイイのか?

いやいや、優劣なんてつけられないけど
哀しいかな、
なぜか こういうモノになると
猫は様になり、犬はヘンなことが圧倒的に多い(泣)。

と、いうことで(どんな?)
年度末のお別れの贈り物などに
小さいけど なーんかココロに残るコチラ、
いかがですか?

ワタシのいっちばん 好きな 矢車草!
この春、初めて飾りました~(素朴なキンセンカも好きよ)

読んでくださった方へ

感謝を込めて。

そうそう(って とってつけたみたいで失礼ながら)
3.11のお悔やみも心から。