夏支度

● 津軽びいどろ 盃「夏椿」 ¥1,000+税
  ガラス 径6×高さ5㎝
* のぞき込んでも この美しさ!

毎年恒例の 津軽びいどろ。

青森の職人技がひかる 伝統工芸です。

もともとは
漁業用の浮き玉を製造していた北洋硝子が
浮き玉のプラスチック化から
家庭用品製造に切り替えたのが 始まりだとか。

浮き玉つくりの技・宙吹きの技術と
職人が偶然混ぜてみた七里長浜 の砂が
何千度の高熱で加工される過程の化学変化によって
これまでにない 美しい模様のガラスが誕生したそうです。

ほんっとに ずっとみとれるほどの自然な色合いと
手づくりならでは、の凹凸のあるガラスの質感は
「郷愁」を誘う芸術品!

なのに!
こんなに お手頃で うれしい限り。

コチラは「夏椿」という名付けられているのもまた
大変に赴きがあります。

夏椿って沙羅の別名。
あの 祇園精舎の・・・沙羅双樹の・・・ですよ~

うたかた、とか 諸行無常など ちょっとせつない気分も
思い合わせて 西条酒など ひととき いかがです?

● 南部鉄 及源  風鈴 みみづく ¥3,000+税
  鉄 上部 11×13㎝ 350g

風鈴も いかにも 夏支度、ですよね~

この南部鉄のものは 特におすすめ!

心を動かされないではいられない あの 澄んだ音色は
金属ならでは!で
疲れた心身を とっても慰めてくれますよ~

そして コチラ ふくろう(みみづく=ふくろう とミナス!)だし!

ワタシはもともとフクロウグッズを集めていたのですが
偶然(いや必然?)道で拾って(出会って?)数日飼った経験があり
ふくろうはもはや とっても大事な存在なのです。

黒い鉄器と 愛らしいカタチとのコンビが
なんともいえません!

なんか いかにも”森のなか”みたいじゃないですか!

今さら、で読んでいる 三島由紀夫氏の短編にも
”森で鳴く梟” というのが しばしば 出てきて
三島さんも フクロウを気にして生きていたんだー!(そうか?)と
勝手に、だけど すっごく親近感。

三島さんの作品はムツカシイものが多く
(って ちょびーっとしか読んでもないのに失礼ながら)
大変独特な、ま、はっきりいってキモチワルイみたいな世界なのですが
フクロウが出てきたり、風景描写は牧歌的でさえあったりして
育ちのよい、優等生だった氏の素養が表れていてさすがなんです~
(って だから アタシなんかが失礼ながら)

とにかく
硝子とか鉄器とか こんな粋な伝統工芸で
きっと大変なこの夏を 少しでも 素敵に涼やかに♪