すっごく惚れ込んだコチラ!
縁を飾るレースのようなドットなど
ちょっと洋な雰囲気ですが
美濃焼、というところが乙。
そして、このグレイというのが器には珍しく
とーっても上品だなーとウットリ眺めてしまいます。
実際、食材を盛り付けても
いい具合にひきたててくれる
ちょうどいい加減のシックな色味。
やわらかな楕円のカタチも印象的で、
魚など長いものなど、いろいろ載せられる!
朝のパンにも似合う~
すっかり定番の白山陶器のなかでも
1984年に登場したロングセラー。
白山の礎を築いた森 正洋氏による
まさに 普遍の グッドデザインです。
波佐見ならではの透き通るような磁器に
さりげなくつけられた ちょっとよろけた縞が映え、
モダンなカタチの印象を和らげて
毎日使うのにも抵抗がない~
横から見たらよくわかりますが
ちゃんと”アシ?”があって
皿部分はきゅっと反ってて
盛り付けやすく、食べやすい!
白山の器は、このとおりスッキリモダンなので
男性もお好きな方が多いです~
季節も変わるし、新しい器で気分一新いかがです?
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ここを始めて知り合った方が亡くなったと
昨日知らせを受けました。
90代で、
この夏急に弱られたときいて
暑中見舞いのハガキを出したばかりだったのだが・・・
現役のころは学校の先生をなさっていて
リタイアされてからも「先生」と呼ばれ
ご意見番的に いろんな場で頼られていた。
山野草も好まれ
セツブンソウなど
ご自身で育てた珍しい草花の鉢を
「もう数日で咲くよ!」と絶妙のタイミングで
貸してくださって、
珈琲を注文してくださって。
博識な先生ならでは、の
花と文学の話を 愉しく聞いたなぁ。
花が終わるころには 邪魔にならないように、と
引き取りに来てくださった。
そんな粋な心遣いをされる先生は、
外見もお洒落で いつもパイプとハンチング
「ベンツで来たよ」と自転車にまたがって
夜は酒場へ消えていったものだ。
最後に話したのがいつか思い出せない。
一年は経っていない気もするが、
長くお会いしていない気もする。
やっぱり もっと話しときたかった。
改めて
人は死ぬんだ、と実感。
ほんま 一期一会じゃわ。
先生、心するね。